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苦手な声の音声に取り組むときの対処法

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こんにちは。カナ文字工房の関香奈枝です。

今回は、「苦手な声の音声に取り組むときの対処法」について、話を進めていきます。

苦手な声の音声に取り組むとき、作業しにくく感じてしまうことがあります。私の場合、苦手な声の音声に取り組んでいると過去にあった嫌なことを思い出してしまい、気分が悪くなってしまうのです。特に音声内容がけんかしている場面だったり、誰かが叱られているものだったりすると、とても気分が滅入ってしまうこともあります。それはどうしてなのでしょうか?

また、気分を楽に保ちながら作業をするためにはどのようにすれば良いのでしょうか?

今回は音声による刺激で気分が落ち込む理由と、その対処法について解説していきます。

そもそも、苦手な声を聞くと気分が落ち込むのはなぜか?
人間の脳には、扁桃体(へんとうたい)という部分があります。これは、好き・嫌いといった感情をつかさどる部分です。私たちの情動は、扁桃体の働きが大いに関係します。

扁桃体は、怖い表情や悲しい表情、怒った表情で刺激され、嫌悪感情を引き起こします。ほかにはピリピリ・トゲトゲする周波数の高い声や、強い調子の声なども扁桃体が興奮させ、嫌な感情がわく原因となります。話している内容は関係なく、声の状態で感情をつかさどる扁桃体が刺激されて、音声を聞いている人は悪い感情になってしまうのです。

いったん気分が落ち込んで作業がしにくくなると、その後の作業やほかの案件にも影響してしまいます。作業を少しでも楽にできるよう工夫することは、自分の心や体を守るためには大切です。

どうしたら扁桃体の興奮を鎮め、気分を楽にできるのか?
ここまで、顔の表情や音声によって人間の感情をつかさどる脳の扁桃体が興奮し、悪い感情が引き起こされることを説明しました。ここからは、どのようにすれば扁桃体の興奮を鎮め、少しでも気分が楽に作業をすることができるかを説明していきます。

(1)笑顔か穏やか顔の写真やイラストを時々見ながら作業をする
もし、自分が苦手な声の話者だった場合、またピリピリ・トゲトゲした声の調子の場合、作業がつらく感じてしまうことがあります。扁桃体が興奮して、嫌な感情を作り出すからです。

嫌な感情にとらわれてしまったときは、笑顔か穏やか顔の写真を画面に表示してみましょう。そうすると、気分を落ち着けながら作業をすることができます。

なぜ笑顔や穏やか顔の写真を見ると気分を落ち着けることができるのでしょうか?その理由は、扁桃体が持っている顔反応性細胞の働きと関係があります。

顔反応性細胞は、嫌な表情を見るとイライラ・不安といったネガティブな感情を作り出すよう扁桃体に働きかけますまた、笑顔や穏やか顔を見ていると安心・穏やかな気分などのポジティブな感情を作り出すよう働きかけます。

笑顔や穏やか顔の写真を見ていると、顔反応性細胞は扁桃体にポジティブな感情を作りだすよう働きかけます。そして、扁桃体の興奮が静まります。その結果、嫌な感情を楽にすることができるのです。

テープ起こしをするのに、感情の上がり下がりは原稿の仕上がりにとても影響します。ですから、ぜひ笑顔や穏やか顔の顔写真やイラストを時々見ながら作業をして、体や心への負担を軽くしてみるのを個人的にはおすすめします。

どこから顔写真やイラストを手に入れるのか?
用意する顔写真やイラストはネット検索で入手してもいいし、書籍の写真や、お手持ちの写真でも構いません。見ていてご自分の気分が落ち着く写真や、イラストを探してみましょう。

また、話者とは全くの別人でもかまいません。顔写真はあなたの好きな芸能人でも、歴史上の人物でもいいです。イラストであればご自分で描いてもいいし、好きなマンガのキャラクターでもOKです。


※顔写真やイラストの表示方法
顔写真やイラストは、PCモニターの片隅に表示させておきましょう。また、スマートフォン端末へなどで表示させたり、写真をプリンターで印刷したりしてPCモニターのそばに置いておくのも一つの方法です。

PCモニターを複数お持ちであれば、テープ起こし作業している画面とは別の画面に写真を表示するのも良いです。

笑顔や穏やか顔の顔写真やイラストがあることで感情を楽にするのと同時に、「話しているのは、この写真の人だ」と自分に言い聞かせることもできます。そして、自分の苦手な人との嫌な出来事を思い起こして気分がつらくなることがなくなります。


(2)音程を変える
先ほど紹介した顔写真を見る方法とは別に、音声の音程を変えるのも良い方法だと思います。先ほどご説明しましたように、脳の扁桃体は声の調子によって興奮し、嫌な感情を発生させることがあります。その声の音程を変えることで、嫌な感情を引き起こす刺激を少しでも弱くするのです。

多くの書き起こし専用ソフトには、声の音程を変えるボタンがあります。ソフトを操作して音程を変えることで苦手な声とは違った刺激になるため、作業がしやすくなります。音声の音程を変えるのと同時に写真を見ながら作業するのも良いでしょう。

ただし、音程を極端に変えてしまうと男女の区別がつきにくくなるので、その点だけは気を付けましょう。もとの音声と、音程を変えたときの音声の違いをあらかじめ確認しておくことによって、男女の区別をはっきりとさせておくと良いです。

以前、私は苦手な声の音声に取り組むことがありました。しかも音声内容は、けんかです。作業中、どうしても自分が話者に罵倒されているように思い、非常に気分が落ち込みました。

このときは、顔写真を見る方法を知らなかったので、とにかく辛抱して作業しました。作業を一生懸命しているにも関わらず、作業が終わるまでとても時間が長く感じたものです。その後、作業は無事に終わったものの、とても疲れてしまったことを覚えています。

この体験から、私は苦手な声の音声に取り組む際に少しでも作業が楽にできる方法を考えなければならないと思いました。そして、私はある心理療法家のブログから上記の方法を思いつきました。

顔写真を見たり、音程を変えたりする方法が分かってからは、以前よりも楽な気分で作業を終えることができるようになりました。その後、別の案件に取り組む際にも問題なく作業ができるようになりました。作業にかかる時間に差はありませんでしたが、良かったと思います。

もし、音声の刺激で悪い感情になりやすい方は、顔写真をPCモニター近くに置く、音程を変えるという工夫をしてみても良いかもしれません。

本来、上記に挙げたことをやらなくても作業できるようにしたいものです。しかし、私はまだまだ人生修行が足りないようです。これからも、精進していきたいと思います。

今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
この記事が、あなたの何かに役立てば幸いです。

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